結構マトモに・・・

Mage:the Awakeningのシナリオ文章化終わりました。
これで後は3日の本番に向けて力を蓄えるのみです。


嘘です。
PCやSTCのデータがまだほとんど出来ていません。
D&Dの準備もまだです(こちらはすぐにできると思うけど・・・できれば2時間で軽くプレイできるように、メイキングの負荷を下げるリファレンスを作りたいし)。
ポスターは……何とかなるかなぁ?
まあ、そんな感じでもう少し頑張りますです。


で、シナリオのほうですが。
アレだけえらそうな事を言っていたのに、出来たシナリオは結構マトモっぽいです。
ちょっと丁寧に書いちゃって、シナリオの1/3を小説にする予定が、1/5程度しか書けませんでした、しかも薄いやつしか。ホントはもっとねっとり描写したかったのに、時間とページと才能が足りませんでした。アレでは小説とは呼べないですよ。
まあ、梶原一茶のTRPG置き場にでも上げるときには、小説を補強して、シナリオを省いてw、当初想定した形で書き上げてみます。


けど……この小説は何か、NPCが萌えキャラである事を主張するために書いているような気がしてきました。
まあ、試しに小説(もどき)の一番最初の部分とシナリオ的には要らないのに、ちょっと書いてしまった町の設定を上げておきますか。恥ずかしいけど。

舞台の町

 このシナリオの舞台となるのはアメリカ東部のある小都市です。この町はもともと古い大学と農園しかない平和な町でありましたが、近隣の大都市からの人口の流入と、ハイウェイの整備や工場の建設などにより、以前よりも栄えてはいるものの様々な問題がまきおこってきています。
 駅を中央に町の西側は大学を中心とした落ち着いた町並みですが、東側はバイパスと工場と繁華街と新興住宅地によって喧噪に包まれています。
 北側の山間には教会もありますが、最近は産業廃棄物の不法投棄が行なわれているという噂もあるようです。

STC

 この物語の主な登場人物です。


Marca Calloway 女 24歳
 この魔術会のリーダー。GotV, Moros。
 無口で落ち着いているものの、その見識と冷静な判断は大きく違えることは無い。長身で黒い長髪、シックな黒い服装を好み、使い魔に鴉を連れている。
 趣味はバイク(ハーレー=ダビッドソン)。
【美徳】希望 【悪徳】傲慢 【道徳】6
【長所】資産3、静心、ボクシング3、地位2、High Speech,Sanctum2,Hallow1,Library2,Familiar4
【秘儀/Arcanum】Death4,Natter3,Space2


Kay(Katharine Calloway) 女 19歳
 マーシャの妹。Adamantine Arrows,Obrimos。
 明るく人懐っこい今風の女の子。しかし、心の中には有能な姉に対するコンプレックスを抱いている。
【美徳】信仰 【悪徳】嫉妬 【道徳】5
【長所】資産1、美貌2、疲れ知らず2、早抜き(銃器)、High Speech,Enhanced Item1(ピストル+1)
【秘儀】Force3,Prime2,Time1 【Gnosis】2
【術式/Rotes】Night Sight(Force1),Unseen Shield (Force2),Control Fire(Force3),Perfect Timing(Time1)


Prof. Bearer 男 52歳
魔術会の前リーダー。Mysterium,Thyrsus。
 長くこの町の魔術会を率いていたが、1年前にマーシャにこの魔術会を任せて、考古学者として、メイジとして、アトランティスの秘密を探る旅に出た。
 マーシャとケイにとっては親代わりのような存在であるが、旅に出た後にはまったく連絡は無い(このシナリオではプレリュードにしか出てきません)。

ショートストーリー

「姉さんはいつもそうだ。わかったような顔をして何も言わないで。少しは思った事を口に出したらどうなのよ!」
 穏やかな春の光が注ぎ込む一室で、まだ歳若く活発そうな少女が、テーブルの対面に座りハードカバーの本に目を通している長髪の女性に対して声を荒立てる。横でコーヒーを入れていた初老の男はやれやれと少し困ったような表情をしている。
 姉さんと呼ばれた女性は、少女のにらみつけるような視線の中、一度、少女に向かい合ったが、その後すぐに本の方へと目線を移した。
「……っ!」
 その反応に少女は激昂し、女性の持つ本を奪って床に叩きつけ、そのまま外へと出て行った。


「……すみません」
 本を拾い上げながら、その女性は傍らで様子を見ていた男に、妹の非礼と己の至らなさをわびる。
「私はかまわないが……どうしてあんな対応を?」
「あんなふうに……言われると、どう答えればいいのか……困ってしまって、つい」
「困った表情も、上手く表せないとは重症だな。少しはちゃんと話してやればいい。マーシャ、君が如何にケイを愛してやっているのかを」
「……はい」
「だが、ケイがあんな事を言うのも、君を嫌いだからではなく、頼りにしているから、好きだからこその裏返しだというのは、わかっているのかい?」
「……はい。だから……怒れないのです」
その言葉に男は呆れたように苦笑をしながら、マーシャにコーヒーを差し出す。
「覚えておきたまえ、想いは形にしないと伝わらないものだと。行き違いや誤魔化しは悲劇を生むものだ。後で悔やんでも取り戻せるものではないよ」


……うむ、やっぱり無理やり詰め込んだ感がありますねorz
まあ、第1稿という事でご容赦を……そんなのを配られるコンベ参加者はたまったものではないでしょうが……けど、読んで欲しいですなぁ、参加した人には。
「このキャラは萌えキャラだったんだ!?」と驚いて欲しいですw