イワノフ書房について

 イワノフ書房は梶原一茶が主催する(といっても、基本的に個人サークルなのですが)創作サークルです。このサークルは基本的に漫画、小説、映画(これはさすがに製作には外部の協力のもとで行います)、アニメ、評論、そしてTRPGシステムの製作など、さまざまな創作活動を行う事を目的としています。
 まあ、ぶっちゃけて言っちゃうと、もともと僕が漫画や脚本の同人誌を出すのに使っていたサークル名を、今回のオリジナルシステム製作にあわせて掘り起こしたというものなのですがw


 今回、札幌で9月に行われるコンベンション『TRPG−EXPO2007』にイワノフ書房として参加して、オリジナルシステムのセッションを行う事を予定しております。
 現時点では完成していません*1が、コンベンションが行われる時点ではデザイナー以外の人間がGMができる所までシステムを完成させて、興味がある方にはCD−ROMで渡せるような形にしたいと思っています。
 ですが、基本的に僕は気分が乗ってれば良いけど、そうじゃないときはぎりぎりまで作業を放置してしまう癖があります。そしてぎりぎりで必死になってやって、時間が無かったからと言い訳して、納得できない出来の物を出してしまう……それってかっこ悪いじゃないですかw


 というわけで、自分を追い詰めるためにwオリジナルシステムのプレビューでもはじめようかと思っています。
 できれば毎日、オリジナルシステムの説明を少しずつ出していって、人様の目に入ることを意識しながら推敲していけば、自分の考えもまとまるだろうし、ちょっとはマシなものが創れるかなと思っています。
 まあ、毎日というと挫折しそうなので、目標は週に5回を4週間で、計20回の連載という事で。


 ちなみに、そのオリジナルシステムのタイトルは『帝國篇』(仮題)。
 なぜ帝國篇かというと、以前つくっていたシステムと同じ世界で、そのシステムでは詳しく触れられていなかった帝國を舞台にしていたからです……早く正式タイトル考えないとなぁorz
 古代〜近世欧州風の世界で、帝國の国教である一神教が、古くから各地に根付いているアニミズム儀礼を行う魔法使い“夢狩り”を滅ぼしていこうとしていく時勢の中、一神教の退魔士や帝國の騎士、古き教えの夢狩り、今は亡き国の生き残りである傭兵、自由に殉じようとする侠客、斬魔刀を持つ少女など……さまざまな立場の者たちが、同じ苦難や悲劇に対峙して、如何にして共に力をあわせて立ち向かうか……それとも、それぞれの生き様に殉じていくのか……それを描いていく魔女狩りダークファンタジーTRPG*2です。
 世界観・ロールプレイ中心ですが、設定や立場に煮詰まった時のブレイクスルーを用意していますので、まあ、何とかなるかなとw
 普段行っているサークルの後輩には「いやぁ、悪意に満ちた世界観とシステムですね」と満面の笑みで言われてしまいましたがwそんな悪意に満ちた世界の中に皆で希望を見出そうとする(あがく?)RPGです。


 まあ、どうかよろしくお願いしますね。

*1:一応、6月にあったコンベンションでオリジナルシステムを立ててはいるものの、文章化されていない部分や、調整が不十分な部分も多く、人様にお見せできる状態では無いと思っています。

*2:ただし、魔女も魔女狩りもPC

最近やったTRPG

 とりあえず、ここ1〜2ヶ月ほどの間にやったシステム名でも羅列してお茶を濁しますかね。


デモンパラサイト(スクールガイド添付)
 下手に衣服がやぶけてしまうよりも、濡れたまま残る方がいやらしい事を学びました*1
 というか、こんなイベントやるなんて、この学校は管理側も生徒も馬鹿だろうw
 観客がエロ目的で集まっているとしか思えんw
ボールパーク
 野球RPGなんだけど、試合のルールが重いのと、メイキングへのサポートがほとんど無い点がちょっときついかな。
 シナリオの方は野球選手がボランティアで孤児院に行って、子供たちとドッチボールという展開はどうかと。野球しろよw
デモンパラサイトディアボロス・プリズン添付)
 デモンパラサイトは動物好きにはたまりません。コミュニケーションも取れるし。
 というわけで、ズーフィリアな獣医をやってしまいましたw
 あと、アッー!な展開*2に対してちゃんとルールを作っているSNEに脱帽です( ´・ω・`)
ダブルクロス2nd(ステージ:ロストエデン)
 MMOの世界では現実に縛られずに生きていける。
 そういうわけで、性同一障害の中の人を持つ設定のキャラクターをやりました。
セブン=フォートレスV3
 天然ボケの病弱お嬢様なエンジェルをプレイ。
 女好きの下僕志願者PCを上手く操って(ロールプレイ面では)活躍しました。
ワースブレイド(GM)
 ひさびさにWMをやったワースブレイド
 第一印象判定*3がとても怖いゲームだと再確認できましたw
 最後は、手に入れた操兵のコクピットに中ボス(女)ともう一人のPC(女)の二人を横に置いて乗っていたPC(男)がなんというか、勝ち組というカンジで素晴らしかったですよw
Changeling:the Lost
 デモシナリオに挑戦。そして見事に(STのルール誤訳によりw)敗北。
 まぁ、それでも魅力的なシステムだと思いましたよ。
ナイトメアハンターディープ
 添付シナリオをサンプルキャラクターでやったんですが、ネームドNPCが含まれていたので、その設定でやってみたところ……JJ*4、強すぎです(能力も、キャラ設定も)w
the World of Darkness
 始めてバイクで人を轢いてしまいました。
 ちゃんと轢いたときの判定ルールもあるんだなぁw
Mage:the Ascension(GM)
 ご町内ハートフルどたばたコメディ*5M:tAを目指して、何故か成功してしまいましたw
 伝統派の各流派のメイジも、テクノクラシーも仲良く喧嘩できる舞台を用意したんですけど、これって、けっこう面白くない?
 今後もこの舞台でやって行きたいなぁと思っています。
天羅WAR
 GF別冊添付のシナリオをプレイ。ロケットレンジャーでガンキャノンを目指す。
 プリーチャーでお人よしなロケットレンジャーだったけど、正念場宣言後の判定で1ゾロを出してしまったがために、因縁削って帰ってこれない事を覚悟しての最後の攻撃。このまま修羅になって、NPCとの約束を守れないというのも美しいかなと思ったけど、ダイス目が返ってこいと引き戻してしまいました。
 まあ、それでも立派なPC1になったので、満足。
ロードス島戦記RPG
 添付シナリオを改造したもの。
 パーティーメンバーに襲い掛かって、簀巻きにされたりしていました。
ルリルラ ノイシュタルト
 ルリルラはなぜそのキャラが戦闘系技能を持っているかの説明にいつも困ります。
 そこで、忍者オタクでカタナと特殊武器の扱いに慣れているアメリカ人レオナルド(好物は納豆を乗せたピザ)で参戦。師匠の名前は当然スプリンター*6
ダブルクロス2nd(ステージ:The Two Faces of Tomorrow)
 宇宙ステーションを舞台としたステージでアンドロイドキャラで参戦。
 サンプルキャラのイラストが女性キャラだった&ライフパスで結婚が出た&ロボットに人権が与えられているというシチュエーションが興味深かったので、介護用アンドロイドとして働いている所を人間に求婚されて、それを受け入れて今は焼肉屋の女将(裏ではUGエージェントをちゃんとやっているけど)という設定の、人妻アンドロイドになってしまいました。
 けど、そのおかげでテーマが際立ったんだから、結果オーライw
ヴェルトロオーバードライブ3eDX(同人、ロボットもの)
 キャラメイクはランダム要素が大きいのに、戦闘がガチなので恐ろしかったですよw
 敵は「ときめき」技能で篭絡したんですが、ロボット戦闘で転びまくって敗北してしまいましたorz


 まあ、こんなカンジで頻繁にゲームをしております。
 とりあえず……クソキャラが多いので、反省しないとなぁorz

*1:デモンパラサイトでは変身した時に衣服が破れることがある。これはその悪魔寄生体の形質によるが、中には衣服は破れないがびしょぬれになる「ブリガンダイン」のようなものもある。まあ、このルールのせいでこのゲームはセクハラRPGとか言われているのだけどw

*2:GM「そのNPCと一緒にトイレに行った場合、君には3つの選択肢がある。一つは抗う事、次にエナジーに3点のダメージを受けること、そして、衝動を一点回復させる事……さぁ、どの選択肢を選ぶ!」 僕( ´・ω・`) そのPL「じゃあ、衝動一点回復で」 皆Σ(  ゚д゚)なんですと!

*3:判定が1d10なので、かなりの確率で完全成功・絶対失敗が起きてしまう……合計で20%、対抗判定という事を考えると36%ですね。

*4:城之内譲。30年以上前から活躍しているナイトメアハンター。リプレイにもPCとして登場している。普段はシェークスピアを専門とする英文学の教授。

*5:吉永さん家のガーゴイルに触発されてやってしまいましたw 変な魔法使いたちが町に集まってきてどたばたやるのって、このシステムには良く合うと思うんだけどなぁ

*6:元ネタはティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ

お久しぶりに現状報告

 本当にお久しぶりです、梶原一茶です。
 何か、あそこで日記が途切れているとコンベンションがやばい事になって世を儚んで消えてしまったり、TRPGを止めてしまったりしたように思えるかもしれませんがw ただ疲れて、サボっているうちに放置状態になってしまっただけなのです。


 コンベンション自体は多少グダグダでしたが上手く行き、私のセッションは微妙なカンジで終わってしまいましたw
 その後リベンジとして東京のコンベンションでM:tAwを立ててみたものの、テーマが先走りすぎてアレ*1で、そのコンベのおまけ冊子に書いたM:tAwのシナリオも何というか……ボーイズ・ラブ*2?……みたいな感じだったので、もう、どうしようもない状況でしたねw


 その後はWHFRをやったり、ダブルクロスのキャンペーンに参加したりと、いろいろやりながら、まあ、何とか今日まで生き延びてきました。
 で、今度オリジナルシステムでコンベンションに参加するので、そのあたりについて書く場所が欲しいなぁと思って、このブログを復活させる事にしました。まあ、コンベンションまでは頑張って、それ以後は無理をしない程度にマッタリやっていきたいと思っていますので、今後ともヨロシク。

*1:穴を掘り進むことでAscensionに達するという事が伝えられているCabalで、それぞれの日常と穴を掘り続ける日々を描いていくという……なんというか前衛的なモチーフで、テストプレイに参加した後輩に「話に聞くには面白いですけど、参加したら怒りますね」と言われてしまったシナリオ……参加したプレイヤーさんたち、ごめんなさいorz

*2:Mageにとって肉体よりも魂の連なりの方が重要なのだという観点から、山間にある全寮制の高校で寄宿舎もの・ソサエティものをやりながら、若きMageにそのあり方を教えていく、ちょっと耽美なシナリオでしたw

すべての生きている者は生きているゾンビに過ぎない

 さて、待望のRoads to Lord。
 このGMさんはなかなか幻想的で、テーマを持って、しかも人の心というものを描くことが出来る、まだ荒削りなところはあるものの、とてもすばらしい物語を創り上げることが出来るマスターさんです。
 今回もちょっとドキドキさせてくれるような物語を語ってくれたのですが……それ以上に、あるプレイヤーの暴走が印象に残るようなセッションでしたw


(まだ途中ですよ)

祭りの前の怒号飛び交うステキ空間

 今日はコンベンション前日。
 明日のMage:the Awakeningの準備で四苦八苦……といいたいところですけど、コンベンションの準備作業が滞っているというか、作業全体を把握している人がいないかもしれないという驚愕の状況で指揮する人もはっきりしていないので、年寄りの僕が(さすがに僕が先頭で仕切るのはアレなので)色々と目立たないけど必要な作業を発掘して、その作業を進めて、割り振るという状況。
 最後は遊びに来た院生やOBたちが、作業が全然進んでいないのに危機感の無い状況を見てキレて、仕切り始めるという、なんともマアな状況でした……反省会が怖いですな、これは。
 そんなカンジで若手は仕事で手一杯なので、テストプレイのプレイヤーの役目は僕に回ってくるわけなのです。

テストプレイの状況

6月1日:DeadLands
  2日:Roads to Load(新版)
    :巨神戦記ギガントマキア


 デッドランズ*1ではトマホーク使いのインディアンをやり、酒場で(知り合う前の)新聞記者PCが荒野から生きて帰ってこれるかどうかに大金を賭け*2、(仲間の)魔法の暴発や、ダイナマイトの爆風に巻き込まれて全身にダメージを喰らい半死半生になりながら、悪漢どもの足をトマホークで切り落としまくって、何とか生き延びました(何故あんなに足と頭にばかりあたったのだろうか……?)。 


 ギガントマキアはこの間やったのとはまた別の人のテストプレイ。
 けど、セッション運営チェック用に初心者を2人入れて、僕は最後に選ぶというスタンスを取ったら、今度もサンプルキャラクターはまた『森林の魔女』。
 キャラクターの名前はヴォルカ・シマヅ(エルフ・メイガス・123歳・女性)。九州リーグのサッカーチームとは何も関係ありませんw
 今回のライフパスで得た目的は『恋人』だったので、「一人寝が寂しい」とつぶやきながら老若男女かまわず愛を語りかける、なんともアレなキャラクターでした。ちなみに本命はPC間の関係で『愛』を引いてしまったロードのキャラクター、ハル・カンダさん70歳女性です。
 セッション自体は結構オーソドックスなストーリーで、ヴォルカはPC・NPCにかまわずアタックをかけながら、途中、盲目の妹を治すための材料を取ろうとして巨大な木に登っていたが途中で落ちてしまう、そんなNPCの落下地点に走りこんで『虚空』(自分が受けるダメージをエモーションカード3枚と引き換えに0にするフェイバリット)を使ってクッションとなり、何とか無事助けるのに成功するという微妙な活躍をしていました。
 戦闘は時間がなくて出来なかったけど、GMが作ったリファレンスが良い出来で、これなら初心者でも短時間で戦闘を理解して楽しめるのではないのでしょうか。

*1:悪魔やアンデットや精霊が存在する、混乱の西部開拓時代をやるゲームです

*2:当然、生きて帰ってくるにですw だけど本人と出会ったところで片言の英語で「ワタシはお前が……ソウ、生きカエッテくるに賭けているんだ」「何!? 俺にゾンビになれというのか!」という言い間違えをやらかして、賭けの選択肢に「ゾンビになる・100倍」という選択肢を増やしてしまいましたw

結構マトモに・・・

Mage:the Awakeningのシナリオ文章化終わりました。
これで後は3日の本番に向けて力を蓄えるのみです。


嘘です。
PCやSTCのデータがまだほとんど出来ていません。
D&Dの準備もまだです(こちらはすぐにできると思うけど・・・できれば2時間で軽くプレイできるように、メイキングの負荷を下げるリファレンスを作りたいし)。
ポスターは……何とかなるかなぁ?
まあ、そんな感じでもう少し頑張りますです。


で、シナリオのほうですが。
アレだけえらそうな事を言っていたのに、出来たシナリオは結構マトモっぽいです。
ちょっと丁寧に書いちゃって、シナリオの1/3を小説にする予定が、1/5程度しか書けませんでした、しかも薄いやつしか。ホントはもっとねっとり描写したかったのに、時間とページと才能が足りませんでした。アレでは小説とは呼べないですよ。
まあ、梶原一茶のTRPG置き場にでも上げるときには、小説を補強して、シナリオを省いてw、当初想定した形で書き上げてみます。


けど……この小説は何か、NPCが萌えキャラである事を主張するために書いているような気がしてきました。
まあ、試しに小説(もどき)の一番最初の部分とシナリオ的には要らないのに、ちょっと書いてしまった町の設定を上げておきますか。恥ずかしいけど。

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ちょっと今週は

仕事とサークル(コンベの準備)が忙しいのでブログの更新にあまり力を入れられません。
事後報告はちゃんと行いますので、ご容赦を。


とりあえず、6月1日までにシナリオを上げて、2日には会場前ポスター(自分の卓の宣伝用)とM:tAwのリファレンスを作り、出来ればライフパスみたいな、そのキャラのパーソナリティを考えさせるシートか表も作って、3日は本番、突発用のクラッシックD&Dの準備と、M:tAwのPC(さすがにメイキングをさせる余裕はありません)&STCデータ(Rotesの訳も含めて)を用意しないと……4日に予定がないので、そこは気が楽です。


さてさて、どうなる事やら……正直自分よりも、サークルの後輩の方が(ちゃんと作業が進んでいるのか)心配というところはありますが、まあ、死なない程度に頑張ってみますか。